デイサービスだけでなくほかの介護現場でも当然起きていることですが、管理者や経営者を大いに悩ませているのが職員の定着率の低さです。
人手が足りず仕事が忙しかったり、給料が安かったりと多くの理由があるかと思いますが、最も多いのが職員間の人間関係による退社だと思います。
上司によるパワハラやセクハラ、職員間で派閥ができることでのいじめなど原因があると思いますが、その多くが権力を持ってしまった職員が元凶となっているように思います。
今回はお局的(女性に限らず)職員がいることによる弊害と対処法をお話していきたいと思います。
お局職員によるいじめ
私のデイサービスでも過去の事例で、ある看護師さんの話です。
その看護師には意見できる人がいなかったせいか、職員に対する対応が悪くなってしまった事がありました。
彼女はある店舗のオープニングスタッフで唯一の看護師でした。
常勤で働いてもらっておりバイタルチェックや機能訓練計画を担当してもらっていました。
オープンして3ヶ月ほどは何事もなく業務をこなしてもらっていたのですが、ある時から職員に対するいじめのような行為を行うようになってしまいました。
目をつけた特定の職員に対して難しい処理を指示し続けたり、重箱の隅を突くようにミスを指摘してご利用者様の前で叱責するなどを繰り返し、辞めてしまう職員も出るようになっていました。
多くの職員からの相談があり私が咎めた結果彼女は退社してしまったのですが、最初は謙虚に働いてくれていた方だったのですがなぜこうも人が変わってしまったのでしょうか。
誰にも出来ない業務を作るな!
上記の看護師を増長させてしまったのは、彼女しか出来ない仕事が多くなりすぎてしまったことと資格のヒエラルキーが生まれてしまったことだったと思います。
自分しかできない業務ができるとその人間がいないと業務が回らないという自体が発生してしまいます。
そうなるとその業務自体をこなしてもらわなければ他の業務に移行できなかったり、業務自体のレベルを確認することも出来ません。
そうなるとその職員は自分のペースで仕事を始め、他の人間の支持を受け付けなくなり、更には管理者や経営者の言うことさえも聞かなくなります。
ですから、極力他の人に出来ない業務を作らないようにしなければなりません。
必ず代わりの人間を用意しましょう。
正論を話すときには謙虚になれ!
お局様になってしまう人は基本的に能力の高い人が多いです。高いがゆえになんでも出来てしまい、他人のミスを許すことができずに高圧的になってしまうパターンなんです。
私は全ての職員に対して、他の職員に対して指導することを禁止しています。
この話はこちらで詳しく書いているので参照してみてください。
もし、どうしても他の職員を諭さなければならない場合、正論を話すときには謙虚になれと言い聞かせています。
この方針は全職員の前で強い口調で宣言していますのでうちのデイサービスでは上記の事件以後、管理職が偉そうに職員に指示をだすことがなくなりました。
経営者は目を光らせろ!
お局的職員は経営者や管理者が見ていないところで権力を振るっている可能性があります。
職員はなかなか言い出しにくい場合が多いので、経営者自らそれを見抜かなければなりません。
施設を別の管理者にまかせている経営者の場合、現場に行く回数がどうしても少なくなっているかもしれませんが必ず月に1回は現場に行って職員と対話する必要があります。
また、職員が匿名で訴えることできる仕組みや上司に相談しやすい雰囲気を作ることが大切です。
私の場合は全職員とLINEでつながっており、気軽に相談できるように心がけています。
お局をうまく扱う
いずれにしろ、お局的職員を野放しにしてしまうと悪い影響ばかりが目立ってしまいます。しかし、先にも申し上げたとおりお局は高い技量を持っていたり長年の経験があったりします。
他の職員に対するいじめによる優越感ではなく、別の方法で優越感を与えてあげれば大きな仕事をなしてくれるはずです。
例えば特別に外部の研修に行かせるたり、ちょっとした肩書を与えたりと少しのことで喜んで仕事をしてくれるかもしれません。
私は上記の事例で結局やめてもらいましたが、工夫次第ではうまく使えたかなと少し公開することがあります。