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【送迎中の事故】対応マニュアル

投稿日:2017年8月5日 更新日:

事故対応マニュアル

行き帰りの送迎時に事故が起きてしまった場合、慌ててしまい冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。
ですから事故については対応マニュアルをしっかりと作成しておき、送迎担当者には必ず何度も確認する必要があります。

また、事故対応マニュアルは送迎担当者がすぐに見られるところに車に積んでおきましょう。

 

事故対応の心得

もちろん安全を最優先に車の運転は行わなければなりませんが、どんなに安全に気を使っていても事故は相手のあることですので必ず起こってしまいます。
事故が起こってしまった際に慌てふためいてしまってはご利用者様が不安になってしまい、更に対応が困難になってしまうかもしれません。必ず冷静になれるように一呼吸おいてから行動に移りましょう。ご利用者様を安心させる一言も忘れてはいけません。

また、できるだけ事業所への連絡を頻繁に行い、仲間の助言や助けを求めましょう。必ず助けになってくれるはずです。

安全確認

事故を起こした場合は直ちに車を安全なところに停め、同乗者の安全を確認します。
けが人が出た場合や外に投げ出された人がいた場合安全な場所に移動させます。

事故直後は興奮状態にあるため痛みを感じにくい事があります。
どこか打たれている可能性のあるご利用者様にかんしては客観的に身体の状態を確認して、変化がないかどうか確認します。

連絡

安全が確保できたらすぐに警察に連絡し、けが人が出た場合は救急車も要請します。
警官には事故の日時、場所、同乗者の状態を伝えます。

次に事業所にも同様の連絡を取ります。
怪我のないご利用者様の送迎のため、空いている送迎車の手配を依頼します。
また、車が今後も利用できるのか、代車の確保が必要なのかも伝えます。
事業所への連絡はこまめに行いましょう。

事業所の担当者はご家族とケアマネジャーに連絡して、
送迎が遅れていることと怪我の状況について報告します。
特にご家族への報告の際は変に心配をかけないように怪我の状況については慎重に言葉を選んで報告します。

代わりの送迎車や警察、救急車の到着を待つ間、利用者が動揺しないように声をかけましょう。

相手がいる場合

相手がいる場合はその場で示談や交渉などは避けましょう。
会社の担当者と保険会社が対応することを伝えて会社の連絡先を私相手の連絡先も控えておきます。

警察や救急車が到着したら

警察や救急隊員が到着したらけが人の状態から説明を行い、現状を整理して話します。
後は警察や救急隊員の指示に従います。

代わりの送迎車が到着したら警官や救急隊員に送迎する旨を報告してから車を乗り換えます。
乗り換えが終わったら事業所に連絡し、利用者の到着時間を家族に連絡させます。

事故報告書

全ての処理が終わったら事故報告書を作成し、ご家族やケアマネ、管轄の役所に提出します。
事故報告書の書き方はこちら

事業所内でも事故報告ファイルに綴じ込み、職員内で共有します。

 

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執筆者:


  1. 福田 達 より:

    デイサービス事業所で送迎を行っています。交通事故等の際の処理方は大よそ把握しているのですが、災害(地震等大規模災害)が送迎中に発生した場合にどのような対処をしたらいいのか、マニュアルがあればと思いますが

  2. 松原春美 より:

    車椅子の方を送迎中、坂を登るのに発信した途端、固定されていたにもかかわらず後方に車椅子ごとひっくりがえりました。
    利用者様は頭頂部近くに少し傷ができました。そのまま自宅まで送り、ご家族に謝罪の後様子が違うようであれば受診してほしい旨を伝えて帰設しました。この場合、当方に責任があり、こちらが受診しなければならなかったのではないでしょうか。正しい対応を教えてください。

    • 坂元 悠紀 より:

      ご質問ありがとうございます。
      怪我の程度はわかりませんが、私なら病院に付き添います。

      その場の対応が相手の心象を大きく変えることがあります。
      その心象は後々に大きな影響を与える可能性があります。

      また、この場合最悪のケースが家族が継承だと思い込んだが、実際は致命傷を負っておりその後亡くなってしまうというようなケースです。、
      頭を打っているので、病院に行かせる意味でも必ず同行したほうが良いでしょう。

      ちなみに責任はあなたではなく会社にあるのです。
      この責任とは損害に対する保障という意味です。

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