私のデイサービスで使用してきた車についてはこちらの記事で紹介しました。
2017年6月にオープンしたはつね立石の送迎車は、他の事業所で使わなくなったスズキのワゴンRが1台で始めました。
秋に入った頃には順調にご利用者様が増えていましたので次の送迎車を考えなければならなくなりました。
そこで、私が選んだ車がトヨタの『シエンタ』だったのですが、これがなかなか良い車でした。
そこで今回は福祉車両に適した車の条件のおさらいととシエンタの良いところを述べて行きたいと思います。
デイサービスでの使用に適した車の条件
福祉車両化(車椅子搭載可能)されている
当然のことですが、デイサービスには車椅子を利用されているご利用者様もいらっしゃいます。
車椅子が搭載できなければそういったご利用者様を逃してしまうことになりますので、福祉車両は最低1台は用意しましょう。
車椅子が搭載可能な車両は、バックドアが開いてバンパー部がスロープになっていたりリフトになっているタイプになっています。
今では軽自動車でも福祉車両がラインナップされており、ミニバンになれば車椅子が2台積める私用のものもあります。
それ以外に助手席が社外にせり出すタイプの福祉車両もあります。
小さくてもたくさん乗れる
これは当然の条件だと思いますが、車幅や全長は小さい方が良いです。狭い道が多かったり車庫が小さかったり
たくさん乗れることも大きな条件です。福祉車両であれば車椅子が乗った状態での最大乗車数と車椅子の乗らない場合の最大乗車数を考えましょう。
最低地上高(床の高さ)が低い
最低地上高が高いと足が上げづらい高齢者が乗り降りしにくくなり、ステップ台の用意が必要になってしまいます。
これは車の送迎作業の手間になってしまうので避けたいところです。
助手席の高さと2列目の高さが違っている車もありますので、実際に乗って確認をする必要があります。
スライドドア
スライドドアは間口を大きくとれますし、空けた時に前後どちらからでも乗り込めるので便利です。
また、電動化されていれば高齢者でも簡単に開け閉めが可能で半ドアもありません。
シエンタの使用感
シエンタを買って半年が経ちましたが、ほぼ問題なく満足しています。
私が買ったシエンタは平成22年式の旧型のものですが、上記の殆どを兼ね備えていました。
特にセダン並の大きさで最大6人乗れる仕様が気に入りました。
※後々知りましたが、新型のシエンタは最大5人乗り(車椅子1台)になっているようです。
車椅子は3列目に載るのですが、少し狭めになっていますので1列目と2列目を少しずつ前にずらす必要があるかもしれません。
スライドドアは電動化されており開け閉めがし易いです。
最低地上高もそれほど高くないのでほとんどの方がステップ台無しで乗り降りすることが出来ています。