私のデイサービス経営に対する考え方の第2回目は、お金を出すことが大嫌いだというお話です。
これは私の元々の性格から来ている考え方ですが、大きく影響を与えていますし、成功の鍵になっていると思っています。
元々お金を使うのが大嫌い
昔から私はお金を使うことが好きではありませんでした。
子供の頃から皆がお菓子や漫画を買っているのを横目に貯金箱にお金をためているような子供でした。
最近でも無駄なものを買うのが嫌でラーメン屋の300円のトッピングを選ぶのに数分悩んだこともあります。
また、元々自転車通勤を始めた理由は健康のためもありますが、交通費の節約のためというせこい理由もあります。
今でも都内恵比寿から江戸川区や葛飾区まで1時間以上かけて自転車で通っています。
こんな性格は経営者になってからも変わることはなく、経営判断にも多大な影響を与えています。
なにか新しい商品の購入やサービスの導入を行うにも消極的で、時間をかけて吟味をした上でなければ決済はしません。
月賦払い(顧問契約)は一番嫌い
私は特に月々~円と言うような月賦制の支払いは基本的にしないことにしています。
車や機械式浴槽を買うときもリース契約はせずに必ず一括で支払います。
これは金融の経験があるからかもしれませんが、リース契約や月賦払いには必ず利息がついてきます。借り入れをするときは金利をきにする人もリース契約などに関しては見落としがちです。
必ずそれ相当の金利(10%を超える場合も)が乗っていますので私は絶対に利用しません。
また、税理士や社労士などの専門家とも契約を結んでいません。
私の周りのデイサービス経営者も税理士を月々5万円、決算期は30万円で雇っていたり、新入社員が入社したときのみ利用する社労士に月々3万円などという高額報酬を払っていたりする人がとても多いです。
ぱっとみ処理が難しいように感じるために敬遠がちになっていたり、頼むのが当たり前だと思いこんでいる方が多いのだと思いますが、小規模企業であれば必ず自分たちで処理可能です。
税務署や年金事務所、労働基準監督署に出向けば丁寧に申告や支払いの方法を教えてくれますし、今では無料の会計用ソフトが提供されていたりもします。
考えても見てください。月々5万円で年間60万円、決算書を作成させたら90万円ものお金を支払わなければなりません。しかもこれが10年20年と続いていくと数千万円も支払うことになります。
また、毎月発生するは他にも水道光熱費やガソリン代、家賃などがあります。水道光熱費に関しては節水のシャワーヘッドを利用したり、電力小売りの自由化に伴って最も安い契約を選んだりしています。
必要なところにお金を使うため
なんだか、私のデイサービスで行っている節約術のような話になってしまいましたが、なぜここまでお金を使うことを毛嫌いするかと言うと、そのお金があればご利用者様や職員(もちろん自分自身にも)を喜ばせるための何かに使いたいからなのです。
必要なお金とは、ご利用者様 or 職員が喜ぶ → 売上が上がる ことにつながるお金です。
必要なお金までケチってしまうと、ご利用者様や職員に不満が出るかもしれません。
その見極めを確実にして大事な時には大きなお金を使うことを厭わない。そんな判断こそが経営者の判断なのです。
ケチと言われればそのとおりかもしれません。
しかし、私は一度も銀行の借り入れもせず、通期で赤字も出さずにやってきました。
その考え方に賛同してくださるのでしたら是非私に経営のお手伝いをさせてください。
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