介護関連の資格と言うとホームヘルパー○級などというものを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
2012年4月の介護保険法の改正に始まりヘルパー制度は廃止されました。
認定介護福祉士制度
そして2016年の改正で介護福祉士は実務者研修の受講が義務化され、介護福祉士までのキャリアパスが出来上がりました。
認定介護福祉士は介護職員のキャリアパスのゴールとなる資格です。
まだ概要が決まっていないですが、介護現場のリーダー的役割と地域の自治体、医療、福祉などとの連携の核となることを期待されています。
介護職員初任者研修(受講:130時間)
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実務者研修(受講:450時間)※初任者研修所持者は320時間
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介護福祉士
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認定介護福祉士(仮)
ヘルパ-2級は取得者は介護初任者研修取得とみなされます。
ヘルパー1級取得者は実務者研修を95時間で、介護職員基礎研修取得者は実務者研修を50時間で取得可能になります。
デイサービスの介護職員に関わる資格
デイサービスに関わる介護職の資格は下記の4つです。
介護初任者研修 | 旧ヘルパー2級に相当の資格 | 介護職員の基礎的資格 |
介護職員実務者研修 | 実践的スキル | サービス提供責任者になれる
介護福祉士の受験資格 |
介護福祉士 | 介護業務特化の国家資格 | サービス提供責任者へ 生活相談員へ チームリーダーへ |
ケアマネジャー | ケアプランの作成 |
介護職員のキャリアパス
デイサービスにおけるキャリアパスとしては入社前に初任者研修は所得を求めています。
また、実務者研修を取得後を奨励しており、介護福祉士の受験に関しては受験料の補助や休暇の取得を行っています。
介護福祉士は下記でも説明しますが、サービス提供体制強化加算の取得に関わる重要な資格ですので、パートでも希望者には取得を奨励しています。
ケアマネジャー資格についてはデイサービスには直接関係しない資格です。私のデイサービスではケアマネジャーの資格に関しては受験料を出して奨励しています。
ケアマネジャーもデイサービス内にケアマネジャー資格の保有者がいると信用が埋まりますし通所介護計画書の作成にあたって助言の得られるでしょう。
デイサービスの加算に関わる資格
看護師
准看護師 |
中重度者ケア加算
入浴介助体制強化加算 |
介護福祉士 | サービス提供体制強化加算 |
理学療法士
作業療法士 言語聴覚士 看護師(正・准) 柔道整復師 あん摩マッサージ師 |
個別機能訓練加算Ⅰ
個別機能訓練加算Ⅱ |
中重度者ケア加算と入浴介助体制強化加算は看護師又は准看護師が常勤で勤務する必要があります。
特に中重度者ケア加算は来所されたご利用者様全てに加算をかけることができますので大きな収益につながります。
また、個別機能訓練加算を取得するには理学療法士などの資格者がいなければなりません。
デイサービスにおいて理学療法士や看護師の給与相場は高いのでなかなか採用は難しかもしれません。