特に主婦のパート職員に多いのですが、家計の金銭感覚をデイサービスに持ち出してしまい、無駄な人件費がかかってしまう事があります。
ある時、近くのスーパーまでご利用者様に持たせるお弁当を買ってきてほしいとお願いしました。
想定した時間を20分も過ぎて帰って来たのでどうしたのか訪ねると、少し離れたお弁当屋だと100円安く手に入るのでそこまで行ってきたというのです。
また、その昔現金の受取は私しか行えないというルールがあった頃の話です。
既に辞めてしまったご利用者様で800円の滞納があった方がいらっしゃいました。
その方は電話を持っていなく、こちらから尋ねるしか集金する方法がありませんでした。
そのご利用者様の集金をするかしないかが問題になった時、私は諦めるべきだと行ったのですが、他の社員は集金に行くべきだと言い張ったので、わざわざ私が集金に行ったことがありました。
どちらの話も職員のお金を大切に対する思いからなされたものなのですが、私にとっては理解しがたい衝撃的な出来事でした。
コスト意識
上記の2つの例ですが、これは人件費に対するコスト意識のズレについての話です。
パート職員などは自分の時間にいくらのコストがかかっているかを意識することが少ないからうまれるずれになります。
その場で支払われるコストでないのでなかなか理解し難いのかもしれません。
私のデイサービスでは下記のような計算を行わせて、自分にかかっている1分間あたりのコストについて意識付けを行いました。
例えば時給1,000円のパート職員の場合、
1,000円÷60分 = 1分あたりのコスト 17円
100円で働ける時間は 6分
月給25万円(21日間出勤、8時間勤務)の正社員の場合
時給 1,488円
1分あたりのコスト 24円
100円で働ける時間は 4分
月給100万円の経営者(20日出勤、5時間勤務)の場合
時給 10,000円
1分あたりのコスト 166円
100円で働ける時間 36秒
やるべきこととやるべきでないこと
このように考えると誰にどんな仕事を依頼するべきか、
また、誰かしか出来ない仕事についてやるべきか諦めるべきかの答えが出るかもしれません。
先程のお弁当の話では、もちろん近くのスーパーで買うべきでした。
また、私が行った集金の話ですが、私はご利用者様宅に受け取りや往復の移動時間合わせて40分かけて行っています。
私の月収が上記の例のように100万円であった場合、166円×40分=6,640円かけて800円を回収したことになります。
こんな馬鹿な選択はないでしょう。集金なんてするべきではなかったです。
もし集金に行くのならルールを変えて誰か別の人に行かせるべきでした。
このようなコスト意識の欠如から生まれる無駄は日常的にどんどん生まれています。
パート職員といえども自分の時間に支払われているコストを意識させ、比較した上でやるべき業務を考える習慣をつけていきましょう。