今回から新しいシリーズの『介護職員でもできる副業』を始めていきたいと思います。(シリーズ物ばかり始めて全然更新できていないものばかりだと突っ込まれそうですが)
さて、具体的な副業を紹介する前に介護職員になぜ副業が必要なのかについて話していきたいと思います。
結婚できない介護職員
介護業異界には介護職員が結婚を考えたときに給料が低く、やめてしまうため30代40代の男性がすっぽり抜けてしまっているというあるあるがあります。
まさしくそのとおりで、私も介護経験が長くなってきましたが同年代の男性の知り合いはあまりいません。逆に50代60代になってくると他の業界から介護に入ってくる方もいらっしゃりますが。
介護職員の給与は他の業界と比べ平均で10万円以上低いなどという統計も出ているほどで、他の業界の方々でも結婚や子育てを考えられないと泣く泣く諦めている昨今、介護職員が結婚を考えることができないのはうなずけます。
この話には色々と突っ込みどころがあるのですが、男性職員が給与の面で退職を余儀なくされているのは間違いない話です。
結婚子育てに必要な収入
さて、そもそもいくら位の給与があれば結婚して子供2人を育てられるのでしょうか。実感のわかない私でもわかるように様々な企業が研究を行っているようです。
明治安田生命が出している研究結果にこのようなものがあります。
この子育てに関する調査結果によると子供一人にかかる費用は月々32,490円で理想とする世帯収入は1,029万円だというのです・・・ん、1029万円!!
生命保険会社が出した結果ですから、ある程度裕福な生活を送った上でしっかりとした教育を受けさせることを前提にしているのでしょうが、それにしても1000万円超えとは恐ろしいですね。そりゃ若者は結婚できないはずだ。
さすがにこれは大げさでも『マイナビ』が会員の子育てを行う女性300人に聞いた調査結果では、子育てに最低必要な年収は500万円程度だという声が最も多いです。
つまり、配偶者が100万円稼ぐとして、35万程度の月収が必要になるわけです。
この35万円という数値は20代の介護職員にとってはかなり厳しい数値です。
デイサービスで言うと管理者以上の役職を務められていなければ到底難しい数値です。
デイサービスのトップに上り詰めても子供一人育てることはできないのか・・・なら他の業界に転職するしかないと考えてしまう方も多いかもしれません。
もちろん、利益を出せている施設はもっと給料出せるかもしれませんが、経営者側から見てもこの数字はかなり厳しい数字です。
副業とはなんだ
さて、この足りない給与を副業で賄おうというのが、私がこのシリーズを始める理由なのですが、皆さんは副業を意識されたことがあるでしょうか。
インターネットで副業を検索すると数多のサイトが引っかかります。その多くがおすすめの副業の内容をランキング形式などで紹介してくれるようなサイトでした。
ネット経由で探している人向けなのですから、インターネットを使った副業が多く、文章の書き起こしや動画の変種、ネット通販を使った転売などなど、たくさんの副業が紹介されています。
また、副業で稼げる収入としては月収5万円可能と謳っているものも多く見られます。中には副業で100万円を超えるような収入を上げているというような紹介も見られます。
私もこのシリーズを始めるに当たり、様々な副業をやっている人にあってみたり、副業の塾を主催している人たちにも話を聞くことができました。
その結果、やはり副業は第一に何をやるか、次に誰に教わるかが重要だと感じています。
時代の流れやはやりなどによって利益の出せる副業は刻々と変化しています。それに副業アドバイザーにも正直、全然稼げない副業を紹介して紹介料だけ取るような詐欺的な人ともいました。
副業を始めるにもかなりの目利きが必要なのです。
ですから、私はおすすめする副業には下記の条件をつけました。
私がすすめる副業の条件
・介護職員が空いた時間で月5万円稼ぐ可能性があるもの
・教えてもらうの費用がかかっても月謝制であるもの(すぐに辞めることも可能)
・私が一度でもチャレンジしたものや先生に出会い人柄を確認したもの
副業シリーズの懸念点
今回私がこのシリーズを始めるわけは上記のように介護職をやりながらでも子供を育てることができ、介護職を諦める人が出ないようにするためです。
始める前に懸念しているには副業がうまく行き過ぎて、介護職をやめてしまう方が出ないかどうかです。
これまでに何件かの副業を教えてくださる先生にお話を聞きましたが、実際利益が大きくなると本業とする方も数多くいらっしゃるとのことでした。
難しい選択ですが、私は皆さんに介護職を続けてもらいながら副業で結婚や子育てのための費用や少しの幸せのための費用に当ててもらいたいです。収入的に安定するとストレスなく普段の仕事もこなせるかもしれません。
このシリーズが介護業界の発展につながることを願って初めて行きたいと思います。
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