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ここでは、デイサービス経営研究所のコンサルタントの坂元悠紀の紹介とこのブログの利用方法についてご説明いたします。
坂元 悠紀の経歴
デイサービス経営研究所 シニアコンサルタント
株式会社オフィス313 代表取締役
同業会社ユーマ・ミューズ 代表社員
店舗
日帰り温泉型デイサービスはつね:3店舗
別邸はつね:1店舗
フランチャイズ:1店舗
幼少期
1980年に千葉県松戸市で生まれ、野球やソフトボールをして育ちました。
1990年に父親の転勤で北海道札幌市に引っ越しました。当時の北海道山一證券や北海道拓殖銀行が潰れるなど、経済は最悪の状況でした。
幼いながらに友達が夜逃げでいなくなったり、いつも行っていた遊園地が閉鎖したりと子供心にショックを受けていたのは覚えています。
夜逃げした友達からラジオを通じてメッセージが来たときは感動しました。
中学3年になるタイミングで父親のインドネシアへの転勤が決まり、私と妹と母親は祖母のいる東京に戻ることになりました。
都立西高校/慶應義塾大学時代
高校は都立西高校に進学しテニスに明け暮れました。東京は堀越学園というプロレベルの学校がありましたね。東京都立だけの大会があり3位になりました。
この頃の友人とは今でも定期的に会っています。
自由な校風もあって職業も研究職からエンターテイメント業まで様々で色々な話を聞けるのでとても楽しいです。
大学は慶應義塾大学に進学しました。
大学時代の友人たちは真面目な性格の人が多かったせいか銀行や弁護士など固い職業についている人が多いです。
こちらも年に何度か集まっていますが海外勤務が多いのでなかなか全員が集まりません。卒業後はNTT系のSIer?システムの会社に入社しました。
社会人/金融機関時代
システムの会社に入ったもののパソコンすらろくに触ったことがなかったので覚えることが多かったです。
携帯電話の通信分析を行う研究所でとんでもないデータを扱っていました。30万行もデータの入っているエクセルを見たことあります?
このとき学んだパソコンのスキルは今でもとても役に立っています。
さて、父親とその友人が始めた医療介護系専門の金融機関の融資総額が増えてきたとのことで手伝うことになりました。
金融業はまるで未知の世界でしたが、当初は営業として鍛え上げられました。
たくさんの介護事業所やクリニックの財務状態を分析し融資を行えるような資料作りに明け暮れました。
ここでお金の流れや経営の初歩を学ぶことができました。
一通り営業をこなした後は与信管理や金融商品の作成に携わるようになりました。
中でも大手の証券会社や消費者金融業者とともに、診療報酬や介護給付費を現金化するファクタリングの制度の設計を行いました。
現在ではスタンダードとなっているストラクチャード・ファイナンスですが、当時は国内でも数少ない例として業界でも注目されました。
最終的に貸し出し総額(ファクタリング含む)は50億円を超えており、独立系の事業者としてはトップレベルでした。
デイサービス管理者就任
株式会社イリスケアーは金融事業を伸ばすとともに実業にも手を伸ばしていきました。融資先を買い取って再建させるビジネスを始めていました。
医療クリニックを中心とした介護村をコンセプトに、青森県十和田市、宮崎県宮崎市、茨城県つくば市などで大きな高齢者施設の運営を行っていきました。
そして利用者を集めた上で譲渡することで介護事業を伸ばしていきました。
現在のイリスケアーの介護施設
その中で東京のデイサービスを買い取ってほしいとの相談があり、会社が買い取り私が立て直しを目地られて管理者に就任したのがデイサービスと関わるきっかけとなりました。
そのデイサービスは ”あれぐりあ” といい、墨田区東向島にあるなんの変哲もないレスパイト型のデイサービスでした。当時の売上は130万円ほどで毎月50万円ほど赤字を垂れ流していました。
介護の知識がまるでないまま管理者として就任しました。私がやれることは営業的なことだけでしたので地域のケアマネ事業所をくまなくまわり、営業のノウハウをためていきました。
30代~50代の女性をターゲットにしたパンフレットや営業トークを組み立てることで売上を250万円まで増加させることができました。
この立て直しの経験が多いの自信になりました。なんの変哲もないデイサービスでも利益を出すことができたのだから、自分の考える理想のデイサービスを作れば確実に利益を出すことができる!と思いました。
こうしてデイサービスを開業することを決意したのでした。
デイサービス開業へ
こうして私は父親のデイサービスで管理者をやりながら、デイサービスの開業へ向けた研究をはじめました。
- 人気のあるデイサービスを片っ端から回る
- ケアマネと人脈を作り足りていないデイサービスを聞く
- 店舗の見本となる施設などを見て回る
半年間の間に20軒のデイサービスへの訪問と、10人のケアマネとのつながりを得ることができました。
70代後半の男性
半身麻痺があるが自宅をでたがらない。
70代の奥様がすべて面倒を見ている
そんな中、気分転換のために自転車旅行で行った箱根の温泉で、ふとこんな旅館のようなデイサービスがあったらいいなと思い、温泉旅館風のデイサービスを思いつきました。
そして2014年4月に第1号店 ”日帰り温泉型デイサービスはつね江戸川”
をオープンしました。
私は”あれぐりあ”で管理者をやりながらはつね江戸川には私の右腕であった人間を管理者として送り込みました。
営業も開業1ヶ月前から近隣のケアマネ60件ほどまわりました。
短時間の入浴デイサービスは江戸川区でも3件ほどしかなく、オープン後から問い合わせが絶えませんでした。そのおかげもあり5ヶ月ほどで単月の収支が黒字になりました。
私も休みの日には現場を手伝ったり営業を行ったりこの時期は休みもなく働き続けていました。78連勤という生涯超えられない記録を作ったのもこの時でした。
2軒目『はつね曳舟』開業
はつね江戸川の売上が250万円を超えた頃には次のお店の話を考え始めていました。次は私自身が管理者として現場をまとめようとも思っていたので父親に相談しました。
そこで”あれぐりあ”を買い取ってはつねとしてオープンしないかという提案がありました。”あれぐりあ”は赤字を出すことはありませんでしたが、当初の目標通りとはいっていませんでした。それを無料で買い受け、退職金600万円で『日帰り温泉型デイサービスはつね』に改装するというもので、即断しました。
つまり2店舗目である『はつね曳舟』はほぼ無料で職員や利用書を含めて手に入ったことになります。
こうして2015年8月に私は会社員を辞めはつね曳舟の管理者として再出発しました。
職員も利用者もいる中でのスタートでしたので『はつね曳舟』はまたたく間に黒字となりました。その間3ヶ月でした。
そこからは会社にしっかりと利益を溜め込んで3店舗目の開業に備えることにしました。元来私は借金が好きではなかったので、利益から次の店舗の開業資金2500万円を貯め、3店舗目の動きができるようになったのが1年後でした。
3店舗目『はつね立石』開業
2016年の秋には新店舗の物件を探し始めていましたが、中核社員の退職などが重なり結局3店舗目の『日帰り温泉型デイサービスはつね立石』を2017年の6月にオープンさせることができました。
はつね立石も順調に利用者の支持を集めて半年で黒字になりました。
そして1年程たったころには私が現場に出なくても良いような体制を作ることができたので、2018年からはコンサルティング業務やフランチャイズ事業を始めることができました。
フランチャイズ/コンサル事業
私がコンサル事業を始めたきっかけは他の経営者から色々聞かれる機会が増えてきたからです。入浴専門のデイサービスをやっているということで取材を受けたり、私が会計人事労務全てをこなしていたからでしょう。
現場をやりながら経営関連のバックオフィス業務全てを行っている経営者はかなり希少だったのでしょう。色々と指導する機会がありました。
このブログ『デイサービス経営研究所』はそれらの求められたノウハウの備忘録代わりにはじめました。それが閲覧数が増えてきたので、ノウハウを提供しようと考えたのです。
広告費をかけることに抵抗がある私でしたがブログのおかげで長期のコンサルティング契約やフランチャイズの契約を取ることができました。
2020年までの間にフランチャイズ契約2件とコンサル契約が小さいものを合わせて10件ほど獲得することができています。
長期コンサル契約として50名規模デイサービスの開業案件が動いています。
その模様はこちら。
4店舗目『別邸はつね西新井』開業
フランチャイズ業務やコンサルを続けていく中で大規模デイサービスのノウハウがたまり、次は大規模デイサービスをやりたいと思っていました。
そして、コンサル事業で資金も溜まっていましたので、2019年の終わりに大規模デイサービスの開業に着手しました。
12月の初めに不動産を探し始めて、年末には契約にこぎつけました。年始からリフォームの工事に入り、コロナ騒動もありましたが2020年3月の中旬にはオープンすることができました。
4月現在、開業したばかりですが問い合わせも殺到しており順調なスタートを切れています。
このブログの使い方
このブログは最初備忘録から始まりました。デイサービスに携わって、現場の業務から経営者として開業し、店舗を増やしていくまでのすべてを書いています。
また、コンサルティング業務やフランチャイズに関しても書き連ねています。
デイサービス経営者からこれから開業を考えている方、今現在デイサービスに勤務されている介護職員まで様々なデイサービス関係者に向けた記事を執筆しています。
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