要介護者は沢山の病気を抱えています。
その一つ一つの病気を治療するために複数の薬を飲んでいるので、一日20種類を超える薬を飲まれている方もいらっしゃいます。
また、要介護者は服薬管理能力も低下しており、飲み忘れや重複服薬が起これがちです。
適切な管理ができていないと命に関わることもあるのが服薬管理です。
デイサービスでも昼食後の服薬や、入浴後の塗布薬など投薬の管理が必要になります。
投薬の基礎を確認しておき、要介護者の服薬を支援してください。
デイサービスのご利用者様でよく服薬される薬についてはこちら
目次
薬のかたち
①錠剤
粉末あるいは結晶性の薬品を圧縮してまとめた薬です。
コーティングされているため経口しやすく長期間の保存が可能です。
ゼラチンで固められたカプセル剤も錠剤の一種です。
②散剤(粉薬)
錠剤と比べて比較的早く吸収されます。
量の調整が簡単で複数種類の散剤を組み合わせて飲むことができます。
③顆粒剤
散財を服用しやすくするために粒状コーティングを行った薬です。
④坐薬
肛門や膣から挿入する固形の薬です。
直腸に直接吸収されるので効き目が強く、胃を通らないので胃への負担が少ないです。
⑤点眼(耳鼻)薬
スポイトから直接眼球にたらす薬です。いわゆる目薬です。
⑥吸入剤
鼻や口に噴霧して気管支や鼻粘膜から吸収させる薬です。
⑥塗布薬
患部を覆うようにつける薬。貼り付けるタイプ(湿布など)と塗るタイプ(軟膏など)があります。
デイサービスでの服薬管理
①新規ご利用者様の服薬確認
新規でご利用になられる方の服薬の情報を確認します。
お薬手帳や服薬一覧を頂いておきましょう。
A4サイズの服薬一覧は薬の効果もわかりやすく書かれているので、そちらがあれば頂いておきます。
既往症と照らし合わせて気になる薬があればケアマネジャーや主治医に確認しておきましょう。
②来所時の持参確認
服薬が必要なご利用者様にはお迎え時に必ず薬の確認をして連絡帳袋など所定の袋に入れてもらいます。
デイサービスについたら薬を取り出し内容物を確認して、服薬表などにまとめておきます。
服薬表には各ご利用者様の薬の種類と数を記載しておきます。
薬の袋にはご利用者様の氏名と服薬の時間を記載しておきます。
③服薬
飲む前にどんな内容の薬か確認します。
お茶や果汁などと飲むと効果が加減する薬もありますので必ず水でのみます。
必ず身体を起こした状態で服薬させてください。
口に入れて飲み込むまできっちり確認します。
④飲み忘れ
薬の飲み忘れが発覚した場合は、多少の時間の遅れであっても危険ですので確認無しに服薬させるのは避けましょう。
ケアマネや主治医に確認した上で対応してください。
食品との副作用
特定の薬と相性の悪い食品があります。
事業所自身で食事をお出ししているところは注意が必要です。
グレープフルーツと降圧剤・眠剤・コレステロールの薬
グレープフルーツはは薬の効果を上げる成分が含まれており、想定以上の効果がでてしまう事があるので注意しましょう。
ワーファリンと納豆、ほうれんそう、小松菜、青汁など
ワーファリン(抗血栓薬)はビタミンKが多く含まれる食品が取り込まれるとその効力が著しく低下します。
抗結核薬とマグロやチーズ
中毒症状をお越し吐き気やめまいに襲われる可能性があります。
抗菌薬・抗生物質と乳製品
乳製品は抗生物質の作用を弱める成分が入っています。
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