脳トレをやってほしい。
ご利用者様ご本人よりもご家族からの要望が強いのが脳トレです。
認知症予防や記憶力の維持の観点からも有効な手段でもあります。
紙ベースで脳トレをやったものを連絡帳に挟んでおけばご家族からの反応が良いです。
ですから積極的に行っていきたいです。
目次
ご利用者様のレベル
ご利用者様によって解ける問題のレベルにだいぶ差があります。簡単すぎる問題や出来ない問題ばかり解かされるとクレームにつながります。
下記のように問題にレベルを設定しておき、ご利用者様ごとにレベルを測ってエクセルなどで管理しておきます。
- タブレットやスマホを使ってゲームをこなせる
- 数独やクロスワードの一般成人向けレベルをこなせる
- 計算問題などをこなせる
- 迷路や間違い探しをこなせる
認定証を作っておいて、レベルが上ったら表彰してあげれば喜んでやってくれるでしょう。
脳トレの種類
脳トレの種類は大きく分けて4つあります。
それぞれのADLや目標によって使い分けましょう。
- ゲーム、問題を解いて行くもの
- 読み書きするもの
- 記憶力を辿っていくもの
- 生活の中にある行動
①ゲームや問題を解いていくもの
ドリルなどの問題を一人で解いて行くので、ご利用者様毎のレベルやスピードを合わせる必要がありません。
無料で公開されている問題集もたくさんあるので沢山ためておけば職員の手間もかかりません。
計算ドリル
クロスワード
数独
間違い探し
②手先を使うもの
手先を使う動きは脳の活性化に効果的です。書くことやおることなどの作業は日常生活のリハビリにもつながります。
写経
書道
折り紙
ジェンガ
③記憶力を辿っていくもの
昔の記憶を辿ることは脳の活性化につながります。思い出せないこともあるでしょうが、それはそれで飛ばしてしまっていいです。書くことが難しければボイスレコーダーなどに取ってあげましょう。昔を思い出すことは生きる意欲につながることもあります。
自分の伝記を書く
みんなの前で故郷の紹介
神経衰弱(トランプ)
④生活の中にある行動
生活に必要な行動を脳トレ(レクリエーション)の中に組み込めると最高です。
職員と一緒に買物
携帯電話を使って家族に電話をかける
レベルの高い人にはタブレットを使ってみる
レベルが高くて一人でどんどん問題を解いてしまう方にはタブレットを使った脳トレを試してみましょう。
タブレットなら次から次へと問題が出てきますし、レベルも様々あります。
たくさんの無料アプリが公開されています。
タブレットを傾けたり文字をなぞったりいろいろなゲームがあるので試してみましょう。
下記におすすめのアプリを記述していきます。ちなみにアンドロイド版です。
一筆書き
様々な図形を一筆で書いていこうというゲームです。問題もかなりの数があるのでやりごたえがあります。
touch the number
ナンバーを順番にタッチするだけで誰でも遊べるかんたん脳トレゲームです。
みんなの脳トレ~脳年齢がわかる
6種類の脳トレが楽しめるゲームアプリです。脳年齢診断ができるのが楽しいです。
脳トレ!暗算
簡単な計算から、少し難しい計算まで選べる頭の体操です。
物理パズルゲーム ボールをゴールへドーン
ルールは簡単。ボールをゴールへ入れるだけです。
少し難しいのでレベルの高い方向けです。
【デイサービスの基本業務はこちらから】