ご利用者様が帰宅の途に着く前に一服するのがおやつ。甘い和菓子にブラックコーヒーなど楽しむにされている方も多いはずです。
ただ、ご利用者毎の好みは様々だし、病状による制限もあるでしょう。
また、費用の面からも制限のあるおやつについて考えてみましょう。
目次
おやつの選び方
おやつを選ぶときは下記のことを意識して選びましょう。
おやつの費用
おやつに支出できる費用は明確に決めておきます。1人あたり50円出せばそこそこなものを揃えられますし、たまのイベントでは100円くらい出せば皆様が喜ばれるものを出すことができるでしょう。
生活の彩り
高齢者にとっておやつは数少ない楽しみの1つです。
普段食べれない物や地方のお土産など色々用意してあげましょう。
週に何度も来所される方もいますし、おやつは同じものが続かないようにしましょう。
いつも同じものばかりでは飽きてしまいます。
季節のもの
夏はかき氷で冬は焼き芋など、季節のものを出してあげるとご利用者様はとても喜ばれます。
また、お盆にはおはぎ、バレンタインデーにはチョコレートなど、記念日なども意識してあげましょう。
糖分や塩分などの食事制限
糖分や塩分などに制限のある方もいらっしゃいますので、注意します。
またグレープフルーツジュースなどには禁忌のあるものやアレルギー反応を起こすものもありますので、注意してください。
嚥下機能
ご利用者様は嚥下(飲み込む)機能が低下されている方も多いので、飲み込みやすいものを選びます。
お餅やあんこなどの喉にひっつきやすいものやカステラやパンなどのパサパサしたもの、ところてんなどのつるっとしたものに注意しましょう。
ご利用者様の好み
おやつの好みは食事以上に多く感じます。
甘いものがだめだとか、乳製品がだめだとか、氷の入ったものは歯が痛くなるなど、拒否をされることがあります。
おやつが足りなくならないようにご利用者様の好みを共有しておきましょう。
おやつの買い方
おやつは食事と同様計画的に用意する必要があります。
毎日おやつの時間が来る度に慌ててスーパーに駆け込んでいては非効率ですし、人数分足りないかもしれません。
また、事前に大量に仕入れておくことも考えられますが、賞味期限の問題ややしまっておくスペースも取りますので、難しいかもしれません。
私の事業所では、配達を計画的に依頼して、毎日のおやつに対応しています。
私の事業所で利用している配達サービスを紹介していきます。
アマゾン定期便
通販大手のアマゾンが提供する定期配達サービス。
設定した商品を毎月配達してくれるので買い忘れもないです。
配達ペースも月一回から半年に一度まで選べます。
しかも、定期便に登録しすると値段が10%値引きされるのです。
また、一定の商品数を超えると15%値引き設けることが可能です。
何よりも便利なのは設定画面が慣れ親しんだアマゾンのサイトであり、商品の検索はもちろんのこと、キャンセルや数の変更、期間の変更など簡単に設定できることです。
頼んでいる商品が一括で確認できるページが用意されているので、とても管理が簡単です。
弱点としては、定期お得便に対応した商品がまだ少ないことです。
アマゾンパントリー
最近始まったアマゾンパントリーは、通販に向いていなかった小ロットの商品を詰め込んで頼めるようになったサービスです。
プライム会員である必要がありますが、パントリー用のダンボール1個にかかる送料は290円で、ダンボール一個に入る商品をとにかく詰めまくり、一杯になったら配達を頼むことができます。
パントリーが今までのアマゾンと変わっているのが、一般の日用品など扱う商品がとても多いことです。おやつに関してもとても沢山の種類を扱っており、一般に売られているものは大概手に入る感じです。
生協
生協は様々な名組合がありますし、最近はネット注文や宅配も行っています。
商品は子供向けや高齢者向けの商品が多いのでデイサービスのおやつにぴったりです。
一定の金額以上頼めば送料も無料になります。
おやつ定期配達サービス
おやつ本舗やたびスルなどのおやつ定期配達サービスです。
定期配達サービスのメリットはおやつを選んで持ってきてくれることです。
週替りで違ったものを送ってきてくれたりするので、ご利用者様を飽きさせません。
金額は少々高めに設定されていることがデメリットでしょうか。
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