送迎車については大小色々な車に乗り継いできました。
今まで乗ってきた車についてメリットデメリットを語って見たいと思います。
スズキ ワゴンR
最初はスズキのワゴンRの福祉車両でした。
4人乗りで、バックドアを開け後部座席を運転席側に上げるとその部分に1台の車椅子が乗るタイプでした。
車椅子の方が乗ってしまうとあと1人しかご利用者様が乗れないという弱点がありましたが、最初に開業した場所が東京都下の下町でしたので、道幅が狭くこれ以上大きい車だと入れない場所もあったので仕方がなかったです。
購入方法はリース契約で月々28,000円ほどの5年契約でした。
後々に考えると28,000円×60ヶ月で168万円となりそれで契約期間後は返却しなければならないので購入してしまったほうが良かったと思います。
ホンダ Nbox
その次に送迎車として使ったのはワゴンRと同様のタイプのホンダNboxです。
こちらも4人乗りの軽自動車の福祉車両ですが、少し車高が高いのと中も広かったので職員には好評でした。
こちらは180万円ほどで一括購入しました。
ちなみに福祉車両と普通タイプでは30万円~40万円ほど違うようです。普通タイプに作ったものをあとから改造するという手順が一般的だそうです。
トヨタ シエンタ
さて、次に利用した車はトヨタのシエンタです。
2店舗目がオープンしてご利用者様が一気に増えたので必要になりました。
初めての5人乗りのセダンタイプで、5人乗ってその後ろのトランクのスペースに車椅子が乗るので、最大で5人の利用者様を乗せることができることになります。
普通車になると自動車税や任意保険など色々と費用が上がってしまい、年間にすると5万円くらいのプラスかなと思います。
ただ、それでも3人しか乗せられないより、5人載せることができるメリットは大きかったです。
2往復しなければならないところを1往復で帰ってくることができるので、その分入浴を早く始めることができたので人件費の削減にもつながりました。
ちなみにこの頃から車は中古車を利用するようになりました。
そんなに古いタイプでなければ見た目や内装もきれいなものが多いですし、何より値段も安いです。
注意したほうが良いのが店の近くにある福祉車両を多く扱っているディーラーで購入することです。突然の故障にもすぐに対応してくれますし、修理する際には代車を借りることができるからです。
日産 セレナ
また、3店舗目では日産セレナの福祉車両を使ってみました。
国道沿いに開いたお店で、少し遠くのご利用者様も取っていこうと思っていましたので7人乗りで車椅子が2台積めるタイプを購入しました。こちらは中古で100万円ほどでした。
車椅子2台乗せられるところに惹かれて購入しましたが車椅子を乗せるのに非常に時間がかかります。
うちは基本的に小規模ですので送迎担当は1人でやっていますが、1人で車椅子を乗せるために後部座席を上げたりウインチで車椅子を引っ張り上げたりとなかなか作業が多く、新人とか慣れていない人間が行うと右往左往してしまいます。
ですから、大きい車両を扱う場合はマニュアルをきっちりと作成し、
送迎担当者には時間をかけて研修を行う必要があると思います。
慣れてしまえばやはり大勢のご利用様を運べるのでとても便利なことは言うまでもありません。
それ以後は同じようなタイプの車を使いまわしています。
ハイエースなどのバンは使ったことがありません。
定員20名以上となれば必要になるのかもしれませんが、少なくとも小規模事業者には必要ないでしょう。
維持費のこともありますので、できれば軽自動車2台回せるような送迎スケジュールを組めることが一番です。
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