デイサービスでは室温の調整のためのエアコンや入浴や食事の提供が有りますので高額な水道光熱費がかかってきます。
水道光熱費は人件費やその他の固定費と違って、削減できる要素がたくさんあります。
私も水道光熱費に関しては色々と研究しました。特に私のデイサービスは入浴特化型ですので水道代はかなり高額になっています。
近年電気やガスの小売自由化もありましたし、少しの工夫で節約できる可能性があります。経営に少なくないインパクトを与えてくれるはずです。
目次
電気代の節約
小売会社の変更
電力の小売自由化は2016年に始まりました。
ガス、鉄道、スーパー、金融などなどいろいろな会社が参入して各社が独自のプランを発表しました。
しかし一気に乱立されたためどこが一番オトクなのか、そもそも東京電力からから替えるのは得なのかなどよくわかりませんでした。
どのプランが一番安くなるかは地域や利用する電力量、
動力の利用があるかなど様々な条件が関わってくるので一概に言えませんが、
概ね月の電気代が5,000円を超えるのであれば電力の小売業者を変えたほうが安くなるようです。
私の事業所は全て東京都内にありますし都市ガスの利用もありましたので、
東京ガスのプランが一番安く、一斉に契約を変更しました。
試算段階ですが、年間5万円程度の節約ができるようです。
LED電球の使用
節電に関しては電球を全てLEDにしたことぐらいでしょうか。
EDは電球自体は少し高額ですが、消費電力も削減できますし電球も1万時間(??)持つそうなのですぐに元がとれるでしょう。
LED電球に対応しているソケットかどうか確認してから交換しましょう。
水道代の節約
浴槽の水
節水に関しては開業した当初はまるで意識していませんでした。
節水できる部分としては風呂の水シャワーについて考えるようになりました。
まず浴槽の水ですが当初は常にかけ流し状態にしていました。
垢が浮いていては利用者様が嫌がりますし温度の調整もし易いからです。
ここを替えるために最初にお湯を張る際は熱めの温度にします。
入浴する順番は暑い温度が好みの方から先にしてぬるい温度が好きな方を後にします。
そうすれば熱いお湯を足す必要もないです。
また、垢対策に関しては浴槽に浸かる前に入念に垢落としを行うことにしました。
垢の多い人は垢すりタオルを利用しました。そしてご利用者様が出た後は網で垢をすくうようにしました。
シャワーヘッド
また、シャワーに関してはまずボタンで水を止められるシャワーヘッドに変えました。
職員に必要ない時はシャワーを止めることも徹底しました。
また、シャワーヘッドに取り付ける節水装置も市販されているものがありますので使ってみましょう。
最近のは水の中に空気を入れて水の排出量を減らすなんてものもあるので使ってみましょう。
シャワーヘッドの節水装置は昨年末から私の事業所でも使い始めましたが、水道代が5,000円ほど削減できています。
ガス代の節約
ガスの小売り自由化
2017年4月に電力に続いてガスの小売の自由化が行われました。数多くの事業者が参入してきましたので比較検討して選んでください。私のデイサービスでは電力の小売自由化の際にガスと電気を東京ガスに一本化しました。
都市ガスの利用
ガス代の節約はプロパンガスであったら都市ガスへの変更が一番効果的です。工事内容によっては高額な費用がかかってしまうのでまずは見積もりを取ってオーナーに打診してみましょう。
調理時の節約
- 出来る限り同じ鍋やフライパンを使う
- 蓋や落し蓋を利用する
- 野菜の下茹では電子レンジを使う
- IHヒーターを使う
クレジットカードで支払う
水道光熱費は全てクレジットカードで支払うことが出来ます。毎月の支払額はかなり高額になりますのでポイントが付くカードを利用すれば結構なポイントが貯まることになります。