久しぶりの投稿になります。
私はあまり時期の挨拶をしないのですが、今回の記事を書いているのが2019年12月30日ということで珍しく今年の活動について振り返って見ようと思います。
ただ、それだけでは皆様が読んでみようとは思わないので、今年の活動から皆様にお役に立てるような学びを共有してみたいと思います。
ちなみに時期の挨拶をしないのはこのブログはいつまでも流行り廃りのない情報をまとめた教科書的なものにしたいと思っているからです。
2019年の活動を振り返って
今年を一言(?)で表すと、令和に元号が変わり、ラグビーブームがあり消費税が10%となったといったところでしょうか。
私はと言うと、自ら経営するデイサービスを優秀な管理者たちに任せることで、クライアントのデイサービス新規開業に多く携わることができました。
実際にコンサルティングで2件のデイサービスが開業し、来年はフランチャイズも含めて3件ほど開業を予定しています。
開業予定のデイサービスのうち、1件は私が自ら運営するはつねの4号店となる予定です。
開業支援といっても指定申請書をセコセコと作成するというよりは事業計画や資金計画、開業する物件の調査から導入する設備などに時間を割くことができました。
おかげでデイサービスの経営に関しても色々と勉強することができました。
簡単には言えませんが、これまでの考え方が大きく変わった部分もありました。
今回の記事から何回かのシリーズに分けて、『本当に利益の出せるデイサービス202☓年版!!』と銘打ってお伝えしていきたいと思います。
事業の規模について
大規模派への改宗
私はこれまで小規模のデイサービスを3件経営してきました。ずっとそれが効率的だし大きいのを出すと利用者を集めるのが大変だと思っていたからです。
が、今年は大きいデイサービスの方が利益が出せるものだと痛感する年となりました。
きっかけはとある首都近郊のデイサービスを見学に行ったことでした。100坪弱の敷地で定員は55名と大規模でした。
見るからに人にあふれていて人気店という感じで、経営者はとても親しみのある40代の女性でした。
細かい試算表や事業計画を見せてもらえることができたためとても参考になりました。
さて、その驚くべき利益なのですが、ここ1年間ほとんどの月で月間で500万円を超えていたのです。
で、更に驚くべきことを書きますが、そのデイサービスそれほど競争力のあるサービスや人員を揃えているわけではなかったのです!!
そんないきなり悪口を書くなと言われそうですが、実はこのことは経営者自身がおっしゃっていたのです。
自ら『大した特徴のないデイサービスですが、繁盛しちゃってびっくりです』などと言っていました。
当然謙遜もあるのですが、それだけではないところもあるなと私は大規模デイサービスについて研究を始めたのでした。
私が3月に開業を目指して動いているはつね足立(仮)は35名定員、開業支援に入っている総事業費1.5億円を誇る巨大デイサービスは定員を50名以上を前提に動いています。
その経営分析について少しずつお話していきます。
人件費率(規模の経済)
まあ当然のことなのですが、事業は大きいほうが効率的に運営することができます。これは規模の経済などと言われるのですが、基本的に製造業などに当てはまるものでサービス業(特に介護事業)はあまり恩恵を受けないとされていました。
詳細な事業計画を立てて気づいたことですが、定員が多くなればなるほど現場は効率化され人件費率は大幅に削減することができます。
少なからず規模の経済が働くことはわかっていましたが、想像以上に人件費率を低く抑えることが可能になります。
この計算については次の記事で詳しくお話していきたいと思います。
パート②に続く
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