さて、2020年年始スペシャルも今回が最終回です。
今回はずばり大型デイサービスの売上の可能性についてお話していきます。
これまでの記事
目次
大規模デイサービスの真骨頂
これまで申し上げてきた通り、私はこれまで小規模デイサービスを3店舗開業し、利用者を集めて来ました。
殆どの曜日で定員いっぱいの利用者に登録いただき、1店舗あたりの売上は300万円を超えています。
しかし、同工夫をしようがこれを400万円にすることができないことは皆さんも御存知のとおりです。
私も職員の協力の下キャンセル待ちの利用者をたくさん作って、出席率を上げる努力をしています。
これも効果を見たのですが、それで所詮売上を20万円上げれれば大成功というレベルです。
それでも大成功なんですけどね・・・
キャンセル待ちの作り方についてはこちらから
私はこの20万円を追うのにとてつもないエネルギーを投入してきました。
正直5000円を追いかけるために、自分の時間を2時間犠牲にしたりもありました・・・
しかし、大規模デイサービスを経営する経営者はいいまいました。
「定員が無限にあれば、新規利用者の獲得だけ考えてられますよね。
それだけ人気のデイサービスなんだから、定員増やすだけじゃないですか」
まさにその通り、ぐう値もでません。わかっていたんです。そんなこと。しかし今ある物件は広さが足りない・・・
小規模デイサービスばかり開業する理由
さて、小規模デイサービスの開業が選ばれ安いのはとにかく下記の4点からです。
- 初期コストが安く済む
- 大きい物件だと用途変更に手間がかかる
- 看護師を用意するのが難しい
- 利用者の確保に自信がない
小規模デイサービスを開業されている人は必ずこの4つの理由に当てはまるはずです。
この内、私は2番の理由が大きくて小規模を開業していきました。
大規模デイサービスの売上ポテンシャル
さて、経営者の皆さんが最も気になる大規模デイサービスの売上のポテンシャルについてです。
簡単に行ってしまえば、ご自身のデイサービスの客単価に定員数をかければ売上の上限が見えてくくるでしょう。
もちろんデイサービスは規模が大きくなればなるほど単価が切り下げられていきますので、その分の調整が必要ですが。
(小規模デイサービスと大規模デイサービスⅱの基本通所費は17%ほど下げられています)
これは大規模デイサービスの方が規模の経済性が働くので当たり前です。
その分職員を効率的に配置できることでのメリットのほうが大きいのはシリーズの3番目の記事で書いています。
さて、私が考える大規模デイサービスのポテンシャルは加算にあると思っています。
加算は規模による減額は設定されていない
加算は規模の大きさによって売上の影響を受けません。
これは計算が面倒すぎることからこのように設定されているのではないかと思います。
だって、加算の規模の経済性が働くんですから。
そうです、このシリーズで一つのポイントとなる規模の経済が働いているのに減額されていないのは歪みです。
この保険設定の歪みをつくのは事業者としてのポイントです。
加算を取るために必要な人員を集めやすい
加算を取るのにポイントと人材は介護福祉士、看護師、機能訓練指導員・・・
これらの人材を小規模デイサービスで揃えるのは不可能です。
加算を狙うがために無駄な人員を配置してしまって赤字を出してしまった例も多数聞きます。
しかし、規模が大きくなれば適切な配置を行った上でこれだけの職員を集めることが可能です。
私が考える理想の資格者の人員は
- 看護師1名
- 理学療法士1名
- 柔道整復師・あん摩マッサージ師1名
- 職員の大半を介護福祉士
これだけ揃えれば驚くほどの加算の取得が可能です。
結局売上はどれほど見込める
今回、40名定員のデイサービスの開業にあたって研究しつくした結果をこれまでお伝えしてきました。
先程書いた、基本通所費の17%減額も2つの加算を取ればペイできることがわかっています。
それ以外に複数の加算をつけることで更に単価を上げることができることもわかっています。
はい、今回のシリーズでお話できることはここまでです。
ここから先はコンサルティングやフランチャイズ契約を頂いた方のみにお話していきます。
正直そこそこのお金をもらわなければ、自分で店を増やしていったほうがメリットがあるからです。
もし、この大規模デイサービスの魅力を知りたい方はお問い合わせください。
3月にオープンするデイサービスの見学会も考えています。
資金があれば大規模デイサービスです、これからは。
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