何度かポスティングを行ったことがあります。チラシを数千枚刷って高齢者がお住まいになってそうな集合住宅などのポストに入れていくという作業です。
ターゲットは2つあり、介護が必要なのに未だに介護保険を利用したことがない方と他のデイサービスに通っているが不満がある方です。
これらの隠れた需要を掘り出して、獲得するためにチラシのポスティングは有効だと思っています。
ポスティングの有効性
ポスティングは上記のような通常のケアマネジャーへの営業では獲得できないご利用者様を獲得できる可能性があるという意味でもとても有効ですが、もう一つ有効な点があります。
それはご利用者様の地域を限定することができることです。デイサービスの運営で困ることの一つに遠方のご利用者様が増えてしまい、送迎に時間が掛かるようになってしまうことです。
その点、ポスティングで配布を行う地域を近隣に限定すれば近隣からご利用者様が獲得できることのなります。
チラシの内容
チラシの内容は、基本的にパンフレットの内容と同じで構いませんが、内容を簡略化したものを準備しても良いでしょう。立石店では下記のようなものをチラシとして配布しています。
しかし、介護保険と言うものが存在し介護が必要な人は1割の負担で便利なサービスを受けることができることの説明は必ず入れてください。
私もこの仕事を始めてから知ったのですが、介護保険の制度は難しく存在すら知らない高齢者やその家族は多く、サービスを利用できるのに知らないがために利用できていない高齢者は意外と多いのです。
また少しは知っていてもお金があまりかからないことや、生活保護を受けている場合、費用がかからないことも知らずにサービスを躊躇している方も多いです。そのような制度についても説明しましょう。
また、介護サービスを受けたい場合は、すぐに我々に電話をするべきだということを強調するべきです。介護保険の申請を役所や地域包括支援センターにしたり、ケアマネジャーを探したりする作業は難しい方も多く、そこで断念してしまうのはもったいないです。地域包括支援センターや役所、ケアマネジャーへの取次も積極的に行って行くべきです。
ポスティングのやり方
チラシは業者で印刷し、高校生くらいのアルバイトを頼んで(私の時は職員の息子さんが手伝ってくれました)やれば3万円くらい出せば10,000枚程度なら配れるでしょう。
ポスティングを行う業者(新聞折込を含む)もありますが、単身向けのアパートや若者向けのマンションなどにも配られるてしまうので効率が悪いと思い利用していません。
事前配布先のルートを調査しておきます。
公営の団地は高齢者が多く住んでいますので、ルートの基本にして、その周辺の大きなアパートやマンションを狙います。
1人は車で待機してルートを確認するかかりをして、拠点拠点でアルバイトをおろして配らせましょう。
配る際はユニフォームがあれば着たほうがいいでしょう。
端から見ると迷惑なチラシを配っているように見えて拒否されてしまうこともありますが、介護施設が配っていることがわかれば配布を許してくれることが多いからです。
ですから、住人などと顔を合わせた際は爽やかに挨拶をしましょう。
ポスティングの効果
ポスティングの効果があったかどうかはとてもわかりやすいです。
要介護者が自ら連絡が来るからです。
通常両社自ら連絡をよこしてサービスを受けたいなどということはないからです。
連絡が来るのは配った日から1週間位でした。ポストを1週間に一度くらいしか見ないという方もいらっしゃるからだと思います。
利用者を確保し長くご利用いただくことを考えれば1人の獲得に5万円くらいかけても安いくらいだと思いますがうちの施設の場合、1人確保するのに1万円以下のコストで獲得できています。
意外と効果の高いポスティング、皆様もやってみてはいかがでしょうか。
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