この記事は私がデイサービスの開業を決意してから第一号店の『日帰り温泉型デイサービスはつね』江戸川店の開業までを書き綴っている記事になります。今回はデイサービスの物件が決まってからオープンするまでを書いています。
まだ前回までの話を見ていない人はこちらを御覧ください。
機械浴の選定
機会浴槽を入れることは決めていましたが、どの浴槽を導入するかは決めていませんでした。
ただ、機械式浴槽ではあるものの一般浴で入れる方は普通に入れるタイプの浴槽にしようと言うことだけは決めていました。条件に会う機種はかなり限定されましたので2つの機械式浴槽をメーカーまで見に行きました。
値段の問題もあり、M社の機械式浴槽を導入することに決めました。中小企業労働環境向上助成金を利用して約半額の助成金を使うことが出来ました。
リフォーム業者の選定
実は物件の内覧をやっていた頃からリフォーム会社とは連絡を取っていました。それは2社あって、どちらとも父親の知り合いがやっている会社でした。内覧のうちから理想とするデイサービス像について伝えながら、色々とアドバイスを貰っていました。
この2社に設計と見積もりを依頼し、何度も何度も打ち合わせをしながらすりあわせていきました。
事前に相見積もりを行っていることを打ち明けた上で期限を決めて、どちらかを選ぶという手法を使いました。どちらの業者もいろいろな提案を行ってくれたり値段に関しても努力してくれたように思います。選ぶことのできなかった業者さんが出してくれたアイデアも多数ありました。
結局、値段を安く仕上げると行った業者を選ばせていただきました。
その他のリフォーム業者の選定の仕方はこちら
職員の採用
リフォームをしている間も休んでいるわけには行きません。管理者以外の職員を探すためにハローワークに求人を出しに行きました。
求人を出してからすぐに正社員枠で2名の応募とパート1名の応募がありました。正社員の1人は軽々豊富でしたし、もう一人も運転に自信があるとのことで即採用しました。そしてパート希望の方もデイサービスので経験がありましたので、採用しました。
ひとまずは元々決まっていた管理者とこの3人の4人体制でのスタートとなりました。
ハローワークへの求人の出し方についてはこちら
指定申請書の提出
リフォームの完成とほぼ同時に指定申請書の提出を行わないと、2017年4月のオープンに間に合わなかったので、リフォーム中から指定申請書を作成し、東京都福祉保健局に確認を取っていました。指定申請は1日でも提出が遅れてしまうと開業が1ヶ月遅れてしまうので、必ず期限内に提出できるように細心の注意を払って行いました。
申請書を作っていく中で消防への確認が想像以上に厳しいことがわかったり、不動産の賃貸契約書の提出に苦労したりとかなり大変でした。
結局リフォームが完成した日の夕方に施設の写真を持っていくことでギリギリ指定申請書を提出することが出来ました。
指定申請書の作成についてはこちら
職員の研修
リフォームの完成がギリギリでしたので、職員の研修は私が管理者を務めているデイサービスで行いました。入浴のやり方や送迎業務について担当者についていくかたちのOJTを行いました。
まだ、完璧なマニュアルが出来ていなかったので現場での指示が人によって違うという事態が起こってしまいました。開業前にマニュアルを作成するのは難しいことですが、各業務に関してきちんとマニュアルを作っておくことが大切です。
備品の購入と営業
リフォームが終わり開業までの間は必要な備品の購入と営業に力を入れました。職員で手分けして、私と管理者中心で江戸川区内の居宅支援事業所を全て周りました。他の職員でデイサービス内で必要な備品の購入を行いました。
営業に関してはパンフレットに内覧会のお知らせとうちで使う予定の入浴剤を添えて配りました。入浴剤は好評だったようで、ケアマネジャー様の印象に残ったようでした。
導入した備品についてはこちら
内覧会
内覧会は急なお知らせにも関わらず、1日5組くらいのケアマネジャーさんにいらっしゃっていただきました。概ね好評でした。中にはフットマッサージを導入したらどうかなどと提案してくれるような方も居たりととても有意義なものになりました。
そしてその場でご利用者様の見学を予約してくれたりと中々の出だしとなりました。
そして2012年の4月、『日帰り温泉型デイサービスはつね』江戸川店がオープンしました。
【その他の開業に関する記事はこちら】
【30代社長の全てについての記事はこちら】
[…] 【デイサービス開業日記③】はつね江戸川開業までへ […]
[…] 【デイサービス開業日記③】はつね江戸川開業まで […]