デイサービスは定員というものが決まっています。例えば定員10名ですと、ご利用できる最大の人数が10名ということになります。これは運営規程によって縛りがあり、11名以上お預かりしてしまうと減産の対象になってしまいます。
キャンセル待ちとは
さて、キャンセル待ちとはご利用者様の登録が定員いっぱいの場合、ご利用の登録はされていないがある曜日で誰かがお休みされた際に連絡をすることで来所してくださるご利用者様のことを言います。前日の夜までにお休みが出てしまった場合、キャンセル待ちのご利用者様に電話をすることでお休み分を埋めることができます。
キャンセル待ちはとても大きな効果のある仕組みです。ご利用者様は必ず一定の割合でお休みされます。私のデイサービスではご利用者様の欠席率は20%弱もあります。もちろんお休みのないような工夫はしていますが、限度があります。
そんなお休み枠を埋めるためにご利用してくれるキャンセル待ちはとても意味があります。
しかし、一般的なデイサービスの経営者は休みを減らせなどと躍起になるのですが、キャンセル待ちの確保にはあまり興味を示さないように感じます。
キャンセル待ちという言い方もあまり浸透していないかもしれません。
しかし、キャンセル待ちの確保は大きな収益元の確保につながりますので必ず行ってください。
キャンセル待ちの効果
デイサービスには定員以上にご利用者様を登録してはいけないという規定があります。
つまり10名定員の事業所は10名以上の予約を取ってはいけないのです。
そんなときにキャンセル待ちのご利用者様がいれば、
誰かのお休みが決まったときに電話をしてすぐに来てくれるので、
経営側から見るととても助かるのです。
もちろんキャンセル待ちが有効なのは、
基本的に満員に近いくらい登録者がいる場合です。
空きがたくさんあるのにキャンセル待ちを作っても意味がありません。
キャンセル待ちの作り方
キャンセル待ちの作り方にはある程度のコツがあります。
まず、新規でご利用希望の方で週2回とか3回ご利用されたい方がいらっしゃったら
1日は固定曜日で登録をします。
それ以外の日程は固定せずにお休みが出た場合連絡をして来所してもらう話にします。
これでキャンセル待ちをゲットです。
また、すでにご利用されている方で追加で利用したい方に、
お休みが出たらご利用できるよと誘って見てください。
キャンセル待ちの人数
私のデイサービスでは毎日キャンセル待ち2名確保を目標にしています。
これは私のデイサービスの欠席率がだいたい15%くらいで、
定員は10名なので1名か2名程度お休みが出るからです。
キャンセル待ちが多くなりすぎると、
結局利用できないということが多くなってしまいます。
これはクレームにつながってしまいますし、
ケアマネジャーによってはよく思わない方もいますので2名程度が適切かと思っています。
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