『別邸はつね西新井』は私が初めて本格的なリハビリを導入するデイサービスです。
ですから、開業に向けてリハビリと関連する施設はできる限り実際に見に行くようにしていました。
リハビリ特化型デイサービスの大手フランチャイズ店から、医療法人のやっているデイケア、リハビリテーション病棟まで十数箇所の施設見学に行きました。
特にライバルとなるリハビリ特化型デイサービス色々と見に行くことができました。様々な工夫をして競争力をつけようと努力されていることがわかりました。
今回はそんな見学の中で気になったことの一つ、リハビリマシンがイマイチなものばかりだったことについて書いていきます。
目次
リハビリマシンを使ってみたいと思わない
施設を見学していくと必ず坂元さん、座って実際トレーニングしてみます?という流れがあります。
そのたびに私は遠慮がちに少しだけ器具を動かして終わるというルーティーンをこなしていました。
私は普段から筋トレを行っていたからなのか、あんまり魅力的に感じないことが多かったのです。
その理由の一つがそのほとんどが油圧式マシンであったことだと感じています。
リハビリマシンと大きく言っても様々な種類があります。
鍛える部位や有酸素運なのか・・・などなど
その中で負荷のかけ方の違いとして油圧式とおもり式というものがあります。
油圧式マシン
油圧式のマシンはかけた力の分だけ負荷がかかるので、体を痛めることもあまりなく、安全にトレーニング出来ます。
また、押す動作と、引く動作の両方で負荷がかかるようになっています。
設置のスペースが小さくて済むし値段も安く済むのでデイサービスに使用されることが多いです。
ウェイト(おもり)式マシン
スチールプレート板状のオモリを積み重ねたマシンです。
ピンの抜き差しで負荷を調整できるの人それぞれに負荷に合わせることができます。
設置には広いスペースが必要で重量も重くなります。
アスリート用の本格筋トレマシンは全てウェイト式を採用しています。
本格マシンはリハビリに向かないのか
さて、この記事で最も書きたいテーマについて書いていきます。
『それは、アスリートレベルの筋トレマシンがリハビリには向かないのか』です。
簡単に言うと、高齢者のリハビリにも本格マシンを使うべきだ!!ということです。
デイサービスで使われるマシンはそのほどんどが油圧式のマシンです。
なぜこのマシンを使っているのかを聞くと下記のような答えが帰ってきます。
リハビリ特化型デイサービスが油圧式マシンを選ぶ理由
- 軽く小さく持ち運びができて便利
- フランチャイズ本部の指導
- 安全性の問題
- 本格マシンは最低重量が重いから高齢者が使いこなせない
この論理に私はかねてから違和感を感じていました。
私が感じていた違和感
- 油圧式リハビリマシンのメーカーはリハビリ製品のみ扱っていること多い
- 人間の構造を理解し筋力の増大を追求してきたメーカーが作ったマシンがリハビリに使えないわけがない
- 本格メーカーはパラスポーツ選手用のマシンも作っている
実はリハビリ施設への取材は私の疑問を解決させるために行っていた部分もあります。
というのは最初から本格筋トレマシンメーカーに問い合わせてから病院で導入されている例を選んで見に行っていたからです。
こちらの本格マシンの病院での採用事例のサイトを見ていただきたいですが、実は病院系列のリハビリ施設では本格派筋トレマシンの導入が進んでいるのです。
これを目の当たりにして、私は『別邸はつね西新井』では本格筋トレマシンのテクノジムの導入を決意しました。
テクノジムのマシンに期待すること
今回多くの本格派筋トレマシンメーカーの中からテクノジムの製品を選んだ理由は3つあります。
テクノジムを選んだ理由
- 医療分野への意欲が高い
- 自走式ランニングマシンに可能性を感じた
- 見た目がかっこいい
テクノジムは医療分野のライン、メディカルシリーズに力を入れ始めています。
これはこれからの高齢化においてメーカーとしても生き残りをかけた戦いであることをこのメーカーは理解しています。
そして、アスリート用にためられたノウハウは高齢者に生かせる自信もあるといいます。
また、西新井で導入する自走式ランニングマシン『スキルミル』は他にないランニングマシンです。自分で進んだ分しかローラーが回りません。
ランニングマシンにつきものであった、外へ放り投げられる危険性を排除した素晴らしい製品だと思います。
そして、テクノジム導入効果に一つとして視覚効果についても期待しています。
何事をやるにもかっこいい、おしゃれなものに囲まれているとやる気になることがあります。
それは高齢者で宛も変わりありません。本格的なマシンに囲まれて本格的な指導者が指導する雰囲気の中で行うリハビリは大きな効果を生むと期待しています。